インド（北部）のホテル

クシーナガルの宿泊施設については、日本のガイドブックでは紹介されていないが、 ダラムシャーラー（巡礼者用の簡易宿泊施設）から高級ホテルまで、そこそこある。 ゲートから涅槃堂に向う途中の左側にも中国寺の巡礼宿があり、新しくてキレイ。 ただ、宿泊料金が設定されており少々高かった（250Rsくらい）ので、 私達はこちらに泊まらせていただいた。
初体験となったダラムシャーラーは、部屋こそ簡素で寂しいものだったが、「質素を実行すれば身が清められる」という仏教の精神を身をもって感じられた。 夜は停電が多いが、ろうそくの支給があるのでなんとかなる。

バラナシに到着したのが21時過ぎだったので、胡散臭いインド人少年に、 「地球の歩き方」に紹介されていたココに案内してもらった。もちろんトラブった♪
オーナーを含め従業員のガラも良くないし、ハッパの売人もガンガン出入りしてるし、 夜遅かったせいで足元見られたのか宿泊代も高かったし、あんまいいことなし。 部屋はまあまあ広いし、窓からチラっとガンガーも見えるが、 朝からプージャー（祈祷）の声がうるさくて、あんまいいことなし。

こちらも「地球の歩き方」にも紹介されているが、↑とは違って本当に居心地良い宿。 宿泊した旅人達からの評判もすこぶる高い。
経営者ファミリーもとても親切。 クリスマスや新年には、お祝いのケーキなども振舞ってくれた。（が、パパの紹介で乗るガンガー遊覧ボートは少々高いことがあるので要注意。）
宿内の治安維持のため、よほどの閑散期でない限り日本人以外は泊めないそうだ。 というだけにインドにしてはかなり安全度が高い宿という印象を受けた。
宿の娘達がいろいろと世話してくれるので、一人旅の女の子でも安心して泊まれる。
予約していた列車がストで運休になった際、バラナシに引き返し、別棟のドミに一泊。ガンガーに昇る朝日が見られる快適なドミには、ベッドに五人＋布団に四〜五人泊まれる。

バラナシからの列車が夜遅くにガヤー駅に到着したので、とりあえず一泊。 駅の目の前という好立地のせいか、一晩中ひたすらうるさかった。 ついでに宿の親爺も、「列車のチケットはオレっちが手配してやるぞ！」とうるさかった。
部屋自体はなかなかの設備だが、掃除や洗濯はさすがに行き届いていない。

私達がブッダガヤーを訪れたのは、運が良いのか悪いのか、 二十年に一度のチベット仏教の祭式「カラチャクラ」の時期。もちろん超ピークシーズン！ ブッダガヤーの宿はケタ外れに値上げ中で、ツインで最低1000Rs以上となっていた。
ダライ・ラマに逢うために長期滞在を避けられない私達は、当初、 こちらのパパさん（日本語マジうま）とマサコさんのご好意で、ストックルーム（＝物置部屋、約1.5畳）改め“スペシャルルーム”に、 一泊200Rsという破格で連泊させていただくはずだった。
ところが翌日以降、スタッフの皆さんの暖かい心遣いで、 その日その日の空き部屋に、なんとお値段据え置き200Rsで泊めていただけることに！
さらに、最終的に全てが満室になると、ご家族の寝室にまで侵入してご宿泊♪
結果的に16連泊。家族のように暖かく接していただき、食卓も何度も共に囲んだ。 あーんもう、このご恩は一生忘れません！本当にお世話になりました！
新築なため、まだどのガイドブックにも登場してませんが、歩き方に載る日も近いでしょう。もちろん、一人旅の女性にもかなりオススメできる宿です。是非訪ねてみて。

ラージギルもやはり「カラチャクラ」帰りの巡礼者で賑わうピークシーズン。 ブッダガヤーにあるレストラン「GINZA」のオーナー・寅さん（でもインド人）の紹介もあり、 彼の友人が経営するこの宿にやって来たのだが、設備も良いだけにやはり高い！！ ねばり強い交渉が実り、水シャワーを使うことを条件になんとかここまで値下がり。 チベットで出会ってから腐れ縁の旅仲間・ヤッヒーと三人でシェアした。
が、期待していたラージギル名物の「温泉」があまりに汚くて入浴不能だったので、 寒さに耐え切れない私達は、部屋の外の電熱温水器のスイッチを勝手に入れて、こそこそとホットシャワーを浴びたのだった。ごめんなさい。

インドを旅していて知らないバックパッカーはいないってくらい有名な、伝説の安宿。 日本人のみならず、韓国人、そして白人パッカーにも人気度が高い。
当初は別のゲストハウスに泊まるつもりだったが、満室だったためパラゴンへ。 私達の部屋は一階共有スペースの目の前だったので、早朝から深夜まで騒音とパッパの燻る匂いに悩まされた。
なのになぜか移動もせず連泊。だってめんどくさかったのー。
人気のある宿の従業員は横柄な態度をすることが多いんだけど、ここの従業員は意外と皆フレンドリーで、しっかり働いていた。