私達がこの地域を旅行した当時の情報です。
宿自体がつぶれたり、値段が変わったり、外国人は泊まれなくなっている可能性もありますので、
参考程度に使ってください。
アルベロベッロ
Alberobello
HOTEL STELLA
[ 住所 ] Via Cavour 7, Alberobello
[ TEL ] 080-4321590
駅から町の中心に向かう途中、交差点で「回れ左」すると看板が見える。 小さい町なのですぐわかります。
[ ダブル ] 40EURO(5,560円) 朝食付、交渉後の価格。
[ バストイレ ] 室内にシャワー/トイレ付、ビデあり。非常に清潔。 シャワーの湯は熱々。
[ 空調 ] セントラルヒーティング。
[ インターネット ] 町に一軒だけネットカフェがあったが、日本語不可だった。
[ テレビ ] 室内にあり。
[ その他 ] 英語は通じない。朝食はパン、バターとジャム、コーヒーのみ。 駅からも町の中心からも徒歩5分、立地良し。
ダブルの室内
以前から訪れてみたかった念願のアルベロベッロ。 とても小さな町なので、ほとんどの旅行者が近くの大きな街・バーリを基点に日帰り観光するのだが、
どうせなら現地に泊まってみようと、宿のアテなくやって来た。
英語の通じないツーリストインフォで無料ホテルリストをもらい、 安く泊まれるアグリツーリズモ(農家にファームステイ)に電話しまくったが、全てオフシーズン休業中。
結局、駅から町の中心に来る途中でリサーチしておいた安ホテルに戻った。
ここのフロントのおっちゃんは、英語は×だが紳士的で親切。 気になるお値段も恐れていたほどは高くなくて一安心! 客室は中級ホテルのレベルなので、イタリアの観光地にしてはなかなか手頃な価格設定だと思う。
ちなみにこのホテル、前述の(ツーリストインフォでもらった)ホテルリストには「ダブルで55EURO」と書かれていた。 イタリアの旅を始めるにあたり「リストの値段は信じるな」という教訓になった。
タオルミーナ
Taormina
YOUTH HOSTEL ODYSSEY
バスターミナル側から旧市街のメインストリートを通り抜け、町の反対側。 最後の城門を抜けたところにある小さな広場の近く。
広場まで行けば地元の人が場所を教えてくれる。
[ ドミ ] 16EURO(2,224円)/1人 夏場は朝食付らしい。
[ バストイレ ] 共同シャワー/トイレは男女別。女性用にはビデあり。 ホットシャワーは8時〜10時、19時〜22時のみ使用可。お湯は出るには出るが不安定。
[ 空調 ] なし。
[ インターネット ] メインストリートにネットカフェ数軒あるが、めちゃくちゃ高い!
[ テレビ ] なし。
[ ランドリー ] 中庭に干せると思う。
[ その他 ] ロックアウトあり(12時〜16時)。 キッチンでは湯沸し&火を使わない料理のみOK。広い庭とテラスがある。 スーパーマーケットまで徒歩1分。
ドミトリーの室内
共有スペース
ちょっとややこしい話。略してヤヤバナ。
タオルミーナには、「ユリッセ」と「オデッセイ」の二軒のユースがある、らしい。 私達はもともと「ユリッセ」に行くつもりでツーリストインフォに情報を確認しに行くと、
もうひとつの「オデッセイ」の方が条件が良さそうだったので、そちらを訪ねた。 インフォのお姉さんには口頭で、更に公式の観光地図でも場所を確認した後、訪れた。
ところがそのユースホステルで「うちはユリッセだ、オデッセイじゃない!」と言われた。 宿帳だかにも「ユリッセ」と手書きされていた。 まあ名前なんてどうでもいいんで、そのまま泊まったわけだが、
インフォのお姉さんも、観光地図も、私達が持っていたホステルガイドも、 やはりもう一方のユースが真の「ユリッセ」だと示していた。
ちなみに両「ユリッセ」は市街地を挟んで町の逆端に位置しており、間違えようもなく、 結局このホステルが何だったのかわからないので、とりあえず「オデッセイ」としときます。
この宿に行きたい人は、ツーリストインフォで「オデッセイはどこ?」と尋ねて下さい。
けど、ここのスタッフは“仕事したくないオーラ”全開で、あまり気分のいい宿じゃなかったので、 山の上にある本物(おそらく)の「ユリッセ」の方がいいかもね。
PENSIONE INN PIERO
バスターミナルを出て左手に徒歩3分、右側。
[ ツイン ] 45EURO(6,255円) オフシーズン、交渉後の価格。朝食付。
[ バストイレ ] シャワーやトイレは室内、非常に清潔。
24時間お湯ばっちり。
[ 空調 ] セントラルヒーテイング。エアコン付の部屋もある。
[ インターネット ] メインストリートにネットカフェ数軒あるが、めちゃくちゃ高い!
[ テレビ ] なし。
[ その他 ] 一階は同名のレストラン、朝食はここで食べる。 チェックインの手続きもレストランで。
ツインの室内
↑のホステルをチェックアウトし、一度は町を出るバスに乗り込んだものの、 バッドタイミングとハプニングが重なって、再びタオルミーナに逆戻り。
体力的な疲れと、精神的に凹んでいたこともあり、 半ばヤケッパチで、バスターミナル近くにツインの部屋をとった。
タオルミーナのペンションにしては安い方なので、室内は簡素だけれど、 水周りの設備は値段相応に整っており(イタリアでは給湯の弱い宿が多い!)、熱々のシャワーで気分をリフレッシュ。
翌日にはすっきりとタオルミーナを後にすることができた。
ナポリ
Napoli
OSTELLO MERGELLINA
[ 住所 ] Via Santa Della, Grotta A Piedigrotta 23, Napoli
[ TEL ] 081-7612346
メルジェリーナ駅を右手に出てガード下をくぐり、 線路の向こうに出たら右側の丘を約5分登る。丘の頂上がホステル。
[ ドミ ] ユース会員 14EURO(1,946円)/1人
非会員 17EURO(2,363円)/1人
[ シングル ] ユース会員 21EURO(2,919円)
非会員 24EURO(3,336円)
[ ダブル ] ユース会員 34EURO(4,726円)
非会員 40EURO(5,560円)
[ バストイレ ] 個室は室内にシャワー/トイレ付。シャワーは7時〜9時、15時〜24時のみ使用可。お湯は出ない!超ぬるい!
[ 空調 ] なし。
[ インターネット ] 一階にネットコーナーがあるが、PCが故障中だった。
[ テレビ ] なし。
[ その他 ] ロックアウトあり(9時〜15時)、チェックインは15時〜。 有料セーフティーボックス(1EURO/24時間)あり。共同キッチン等なし、自炊は不可。自販機あり。
地下のカフェテラスでしょぼい夕食を提供しているが、内容の割に値段は高め(パスタ単品で3.5EUROなど)。
ツインの室内
あまりにも切ない朝食
カプリ島の「青の洞窟」を見るためだけにやって来たナポリ。 どうせ一泊しかしないことだし、宿のリサーチをサボってユースホステルに直行した。
協会加盟の大型ホステルで、収容人数も多く、一見するとしっかりした施設に見えるが、 シャワーは冷水だわ、セキュリティーボックスは有料だわ、 自販機のコーラは外の売店で買うより割高だわで、実情はかなりしょっぱかった。
そしてこのホステルの真骨頂はブレックファーストタイム! イタリアの宿の朝食は押並べて質素だが、ここのはもう驚異的とさえ言えるしょぼさ。握りこぶし大の固いパンがひとつと、バター&ジャムと、お茶だけっ!
おかげで私達の「ユースホステル協会嫌い」にさらに拍車がかかった。
ローマ
Roma
ピッコラカーサ
[ 住所 ] Via Prenestina 228, Roma
[ TEL ] 06-2147125
テルミニ駅前(南側)のマクドナルド裏から、5番か14番のトラムで20分弱、 Largo Prenesteという停留所で降り、進行方向右手の歩道を少し戻る。
228番地で「Seo Young Mi」さんの呼び鈴を押し、四階の5号室まで上る。
ピッコラカーサは2005年に閉鎖されました!
[ ドミ ] 11EURO(1,529円) モーニングコーヒー付。
[ バストイレ ] 共同トイレ、シャワー。 非常に清潔だが、シャワーの湯はぬるく、ちょぼちょぼ。 騒音防止のため、トイレにまで使用時間規制があり、
夜23時〜翌朝8時まではオシッコも禁止! でもみんなしてた。水をバケツで流せばOKみたい。
[ 空調 ] セントラルヒーティング。
[ インターネット ] 建物の一階のカフェバーにネットスペースあり。 ローマにしては格安(1.5EURO/時間)、日本語OK!
[ テレビ ] なし。
[ ランドリー ] 洗濯禁止!近所のコインランドリーを使うこと。
[ その他 ] キッチンは立入禁止、自炊不可。共同冷蔵庫あり。 食事は別料金で注文可。ラーメンライス(インスタントラーメン+白米+キムチ)が3EURO、
プルコギやビビンバ等手の込んだ料理は二人以上から注文できる。 朝はコーヒー、ゆで卵、お菓子のサービスあり。
宿は室内禁煙、タバコはベランダで吸える。 情報ノートあり。家主のヨンミさんは日本語不可。建物一階のカフェバーは安くて旨くて親切。
ピッコラカーサの情報ノート
宿の閉鎖に伴い撤去された過去の情報ノートの内容もカバーされています。
ドミトリーの室内
今夜もラーメンライス
“ヨーロッパを旅してると韓国人経営の宿に助けられるよね”シリーズ、第一弾。
ローマをはじめヨーロッパの都市部には、韓国系移民による安宿やP/Rが点在し、 美味しい食事と清潔なベッドをお手頃な値段で提供してくれる。 同じ東洋人のよしみでその恩恵に与かる日本人パッカーは多く、
中にはほぼ日本人宿と化しているところも少なくない。ここピッコラカーサもそのひとつ。 立地はイマイチだが、とにかくこの安さは魅力!ローマ中探してもここより安く泊まれる宿は他にないだろう。
ただ、家主のヨンミさん(女性)は音・汚れ・臭いにかなり過敏で、あれこれ規則も多い。 キッチンは立入禁止、なんとトイレの使用時間まで決められている始末!
まあそんなヨンミさんの性格のおかげで、室内は塵ひとつないほど清潔。 初日こそちょっと気疲れしたが、それ以降は居心地良く過ごせた。 同居人でオペラ歌手のキムさん(男性)も、とても温和で親切な人です。
ピッコラカーサは2005年に閉鎖されました!
フィレンチェ
Firenze
HOTEL ESTER
[ 住所 ] Largo Fratelli Alinari 15, Firenze
[ TEL ] 055-2657998
[ WEB ]
http://www.esterhotel.it/
サンタマリアノヴェッラ駅前からLargo Fratelli Alinari通りを1分、右側。
[ ダブル ] 共同 40EURO(5,560円)
[ バストイレ ] 共同シャワー/トイレは非常に清潔で、ホットシャワーのお湯も24時間出る。 室内にシャワー/トイレ付の部屋もある。
[ 空調 ] セントラルヒーティング。
[ インターネット ] 市街の東はずれにあるエジプト人経営のネットカフェ(Via De Macci通りの90r番地)は 日本語読み書き可(2.5EURO/時間)。ここのホテルのフロントにフライヤーが置かれている。
[ テレビ ] なし。
[ ランドリー ] セントラルヒーティングで速乾!
[ その他 ] 室内に洗面台付。フロントにドリンク、コーヒーなどの自販機あり。駅まで徒歩1分の好立地。
ダブルの室内
駅前をうろうろ探して見つけた安ホテルの、おそらく屋上の物置を改装した客室。 部屋の中にさらに階段があるというロフト風の造りが珍しくて気に入った。
屋上だけに窓から見下ろすフィレンツェの眺めも最高、ドゥオーモなんか目の前にどーん! 私達はこの元・物置を「ペントハウス」と呼び、密かな優越感を楽しんだ。
共同キッチンはなかったが、ペントハウスは風通しが良く、周囲に匂いが洩れる心配もないので、私達は自前のガスコンロで自炊しまくり。 結果的には食費も浮いたし、シャワーは熱々だし、なんたってペントハウスだしで、大満足だった。
しょっぱいユースのドミトリーでも二人で40EURO近くかかるから、それと比べてもかなり得した気分。
ベネチア
Venezia
CASA CHIUMENTO
[ 住所 ] Santa Croce 1465, Venezia
[ TEL ] 041-5240054
サンタルチア駅を出たら正面の橋を渡って直進、突き当たりで左に曲り、 小さな橋を渡るとLista Vecchia Des Bari通りに出る。ここまで徒歩3分。
残り半分の道程は迷路なので、その辺のバルか土産物屋で聞くべし。
[ ダブル ] 45EURO(6,255円)
[ バストイレ ] 共同シャワー/トイレ。とても清潔で、ホットシャワーのお湯も熱々。
[ 空調 ] セントラルヒーティング。
[ インターネット ] ベネチアのネットカフェ、めちゃ高!
[ テレビ ] 室内にある。イタリアのローカル放送のみ。
[ ランドリー ] セントラルヒーティングで速乾!
[ その他 ] 室内に洗面台付。窓の下には小さな運河の流れ、ベネチア情緒たっぷり。 オーナーのおばちゃんは英語×。
ツインの室内
オンシーズンはとにかく宿が見つからない!というのが定説のベネチア。 私達は午前中にベネチア入りしたが、目星をつけていたホステルが既に満室で、
そこの親切なフロント嬢に知人のP/Rを紹介してもらい、かなり焦ってチェックインした。 45EUROの出費は大きかったが、とにかく野宿を回避できたことにとりあえず一安心。
ところがその後、安くて居心地の良さそうでがら空きな↓の穴場ホステルを発見したため、たったの一泊でお引越しの運びとなった。
窓の外に運河を見下ろす部屋はベネチア情緒満点で、特に女性にはオススメだが、 ただでさえ迷路のような旧市街で、自力でこの界隈にたどり着くのはちょっと難しいかも。
ARCHIE'S HOUSE
[ 住所 ] S, Leonardo 1814/B, Venezia
[ TEL ] 041-720884
サンタルチア駅を出て左方向へ、スパーニャ通りをまっすぐ歩き、 橋をひとつ越えてサンレオナルド通りに入ったら、さらに直進。 野菜市場を通り越した辺りの、道の分岐点の右側。駅から徒歩10分。
[ ドミ ] 18EURO(2,502円) [ ダブル ] 45EURO(6,255円)
[ バストイレ ] 共同トイレ/シャワー。清潔度はそこそこ。 ホットシャワーは有料(水シャワーは無料)。1EUROで7分、2EUROで12分というよくわからん計算。
[ 空調 ] 不明。
[ インターネット ] インターネット無料。混んでる時は1人20分まで。 日本語環境は未確認。
[ テレビ ] なし。
[ ランドリー ] 中庭に干せる。
[ その他 ] 門限、ロックアウトなし。建物内禁煙、喫煙は中庭で。 ヴァポレット(水上バス)の停留所まで徒歩1分と近く、なにかと便利。
ドミトリーの室内
外観はぼろい
ベネチアの街をぶらぶらしていて偶然発見した安宿。 無料インターネットと(ベネチアのネットカフェは一時間で5EURO以上いたします!)
広々したドミトリーが気に入り(二段ベッドは使用しておりません!)、↑の宿から引越してきた。
ホットシャワーが有料なのは辛いが(水シャワーは無料)、スタッフはとにかく感じが良く、なかなかの掘り出し物件だと思われる。 知名度が低いおかげか、2005年夏現在、オンシーズンでも予約が取りやすいとのこと。
注目は、日本人客が多いわけでもないのに、何故か宿内のここそこに漂う和風テイスト。 玄関にはなんと巨大な日の丸旗まで飾られている! オーナーが親日家なのでしょうか?謎です。
ブレッド
Bled
PENZION BLEDEC
[ 住所 ] Grajska Cesta 17, Bled
[ TEL ] 04-5745250
[ ドミ ] ユース会員 18EURO(2,502円)/1人
非会員 20EURO(2,780円)/1人 朝食付!
[ バストイレ ] ドミトリー各室にシャワー/トイレ付。非常に清潔。 ホットシャワーのお湯も熱々でたっぷり。
[ 空調 ] セントラルヒーティング。効き過ぎで暑いくらい。
[ インターネット ] 一階に有料のネットコーナー(PC1台のみ)がある。
[ テレビ ] 共有スペースにあり、映画とか観れるらしい。
[ その他 ] ユース会員登録が安い(12ユーロ)。 朝食はビュッフェ式で、品数も多く美味しい。別料金で夕食も注文可。 全館禁煙!煙草は屋外のベンチで。
トーマスクック時刻表、周辺のインフォメーションあり。
ドミトリーの室内
首都のリュブリャーナに泊まるつもりが、人気の「HOSTEL CELICA」は満室、 街から離れたユースまで出向くも満室、ホテルは高額すぎて手が届かず、
ツーリストインフォで紹介されたP/Rは家主が不在で、泣く泣くリュブリャーナでの宿泊を断念。
仕方なくブレッド湖のほとりにあるユースホステルに電話をかけ、 かろうじて一泊分のベッドを確保し(翌日以降は予約でいっぱいだった)、 夕暮れのリュブリャーナから逃げるようにバスに乗って、ブレッドに到着したのが21時。
ブレッドでさらに道に迷い、ようやっとチェックインしたのが22時。 シャワー浴びて、寝て、起きて、朝ご飯食べたら、あらもうチェックアウトの朝10時!
ろくに疲れもとれず、しかもドミトリーで、ふたりで5,500円以上の出費は正直痛かった。
ユース自体はこじんまりとアットホームな雰囲気で、造りも山小屋風でキュート。 清潔感ばっちり、ホットシャワーばっちり、朝食も豪華で、 イタリアのしょっぱいユースホステルに比べれば充実感はある。
湖以外は何もない小さな町だけど、のんびり静かに過ごすには最高の環境だ。
そうそう、湖ではオリンピック金メダルのボート選手の練習風景も見られるよ!チェキ。