私達がこの地域を旅行した当時の情報です。
宿自体がつぶれたり、値段が変わったり、外国人は泊まれなくなっている可能性もありますので、
参考程度に使ってください。
ラホール
Lahore
REGALE INTERNET INN
Regal Chowkの映画館裏。
[ ドミ ] 125Rs(約250円)/1人 [ ダブル/ツイン ] 300Rs(約600円)
[ バストイレ ] トイレ/シャワーは共同、トイレは和式。 冬場はホットシャワー使える。そこそこ清潔。
[ 空調 ] ファンのみ。
[ インターネット ] 併設、というよりもともとインターネット屋。 むしろネット屋にホテル併設。チャリダーのみ一日一時間ネット無料サービス。
[ テレビ ] あり。
[ ランドリー ] 洗濯機使用可(無料)、ただしマシンが古く漏電するので注意。 屋上に物干しスペースあり。
[ その他 ] 立地最高、超便利!! 飲料水無料、冷蔵庫使用可、キッチン使用可。
共有スペースにゲーム台、書籍、情報ノートあり。 オーナー英語可、各種余興で楽しませてくれる。
ダブルの室内
屋外の共有スペース
ドロボー宿とホモによるレイプ宿の集結地として怖れられ、 これまで多くの旅人にサクッと通過されてきたラホールに、
ものすごく居心地の良い宿ができたと聞いて、噂を頼りにやって来た。
さして清潔でもないし室内に蟻んこが同居してるしで、第一印象は良くなかったが、
二泊目になってこの宿の良さが分かり、案の定、離れられなくなってしまった。
とにかく立地が良い。安い食堂もタバコ屋もアイスクリーム屋もすぐそこ、
品揃えのいい高級スーパーまでほんの数十秒、美味しいパン屋も数十秒、ピザ屋まで徒歩5分、マクドナルドまで徒歩10分、郵便局まで徒歩10分、
服の仕立て屋も近く(パキスタンで民族衣装を仕立てる旅人は多い)、おまけにネットカフェ併設で、キッチンで自炊できるとくれば、長居も当然なの!
オーナーのマリックは元大統領報道官まで務めた権力者で、普通なら旅行者が出入りできないようなところに毎夜連れていってくれる。
昼間は身を休め、日本食を作って脂肪を蓄え、夜は秘密の場所に潜入。
こんな楽しい宿、かつてないよ!
ラワールピンディ
Rawalpindi
HOTEL AL AZAM
[ 住所 ] Hathi Chowk, Murree Road, Rawalpindi
[ TEL ] 5565901
[ ツイン ] 250Rs(約500円)
[ バストイレ ] 室内にあり。
[ 空調 ] ファンのみ。
[ インターネット ] 近所にネットカフェ一軒あり、日本語可。
[ テレビ ] 二階のカフェにある。
[ ランドリー ] 屋上に物干し場あり。
[ その他 ] 二階にカフェを併設、ちょっと高め。 レセプションは英語可。 情報ノートは紛失(または盗難)された。
ツインの室内
各ガイドブックに紹介される安ホテル。設備はそこそこ、立地もそこそこ。
近所に食堂やネットカフェがあり、生活するには困らないが、
ラホールの宿が素晴らしすぎた(面白すぎた)せいか、なにか物足りない気がしてしまった。
あと、二階のレストランでたまにボル。
私達の滞在中、ここで数十日も沈没してる日本人がいたくらいだから、決して悪い宿ではない。
タキシラ
Taxila
ASIA HOTEL
タキシラ博物館から北へ約100m、左側。
[ ツイン ] 350Rs(約700円) しぶとい値引き交渉の末。
[ バストイレ ] シャワーとトイレは各室のベランダにあり。
[ 空調 ] ファンのみ、エアコンは壊れてた。
[ インターネット ] ネットカフェ?んなもんない。
[ テレビ ] なし。
[ ランドリー ] 各室のベランダに干せる、日当たり良好。
[ その他 ] 管理人(ハゲの弟)は英語可。 安食堂は駅近く(宿から徒歩10分)に数軒しょぼいのがあるだけ。
売店はタキシラ博物館敷地内に一軒ある。
ツインの室内
宿泊施設が少ないタキシラでは、宿が強気の値段を提示し、値下げ交渉も厳しい。
まず博物館前のPTDCモーテルに挑み、言い値の600Rsが400Rsまで下がったのでいざ泊まろうと思ったら、従業員にセクハラされ(もちろん怒り狂った!)、ご近所のこの宿に鞍替え。
ここも言い値は500Rsだったが、粘り強く交渉し350Rsまで値下げ成功。
宿を管理する二人のおっさんのうち、英語の話せる弟(ハゲ)は少しがめついが、英語の話せない兄(フサフサ)はめちゃ優しい。
汗だくになりながら遠くの売店からコーラ買ってきてくれたり、暑いからって氷入りの水を何度も部屋まで運んでくれた。
各室のベランダは裏の畑に面し、部屋にいながら美しい夕日を眺めることができる。
ペシャワール
Peshawar
TOURIST INN MOTEL
[ 住所 ] Near GTS Stand, 6 Saddar Rd, Peshwar
[ ドミ ] 100Rs(約200円)/1人 [ ツイン ] 250Rs(約500円)
[ バストイレ ] トイレとシャワーは共同、便器は洋式と和式。 水シャワーのみ。
[ 空調 ] ファンのみ。建物の奥の方は風通しが悪い。
[ インターネット ] ネットカフェは近隣に数軒。
[ テレビ ] 中庭の共有スペースにあり。CATVか衛星放送で映画など観れる。
[ ランドリー ] 中庭に物干し場あり。
[ その他 ] レセプションで飲み物を販売。キッチン使用可。広い中庭に共有スペースあり。盗難被害が多い(犯人は海坊主らしい)ので、 荷物の管理は厳重に!!
各国書籍、内容の濃い情報ノートあり。
窓なしツイン
怒涛のドミ
東西バックパッカーの集まる、ペシャワールで最も人気の安宿。
ベッドが隙間なく並ぶ怒涛のドミが三室と、その奥に窓なしのツインが一室、 いつも騒々しい共有スペースの隣にツインが一室あるのみ。
個室は人気があり、いつも埋まっているが、私達は運良く奥のツインを確保できた。
オーナーの海坊主はハシシ漬けの怪人で、よく客の金品を盗むとの悪評だが、従業員は真面目にせっせと働いていた。
品揃えの豊富な高級スーパーまで徒歩2分で、自炊もガンガンOK。
夏場は快適に過ごせるが、シャワーや共有スペースやキッチンが屋外にあり、しかも水しか出ないので、冬場の滞在はしんどそう。
場所柄(アフガニスタン国境に近い)非常に濃い旅人が多く、会話が楽しい。
チトラール
Chitral
CHITRAL CITY TOWER
モスク近く。タワーという名前だけに、四階建ての建物が目立つ。
[ ツイン ] 150Rs(約300円)
[ バストイレ ] シャワー/トイレは室内にあり清潔。 ホットシャワーの部屋もあるが、温度はぬるめ。
[ 空調 ] ファンのみ。
[ インターネット ] 近隣に何軒かネットカフェあり。
[ テレビ ] 室内にあり。
[ ランドリー ] 屋上に干せる。
[ その他 ] 二階にレストラン併設。 フロントは英語可、スタッフ親切。 カラーシュ谷やシャンドール峠の情報も入手できる。
トリプルの室内
チトラールに数ヶ月も滞在したというウルドゥー語ペラペラの日本人女性から、この宿を勧められやって来た。
広い室内にシャワーとトイレも完備(お湯の出ない部屋もある)。これでこの値段は安い。
屋上からは町や周囲の山々を一望でき、天気の良い日は日光浴に最適。
チトラールは、大好きなパキスタン北部山岳地帯の中でも特にお気に入りの町。 先を急がず、まったりと過ごしていただきたいものです。
パンダール
Pandar
PANDAR TOURIST MOTEL
村の西外れ、ジープ道沿い。
[ ツイン ] 200Rs(約400円)
[ バストイレ ] トイレは室内にある、和式で手流し。シャワーは有無は不明だが、あっても水ホースのみ。
[ 空調 ] なし。
[ インターネット ] あるわけない、そもそも電気が通ってない。
[ テレビ ] ない、そもそも電気が通ってない。
[ その他 ] 電気が通ってない。ろうそくは支給される。敷地内に食堂あり。ジープ道沿いにあり、ギルギット行きのジープが早朝4時頃にこの宿の前を通る。
ツインの室内
チトラールに丸太を仕入れにやって来ていたジープを無理矢理チャーターし、 ガタガタ道を一日がかりで走り抜け、やっとパンダールに到着したのはすでに日没後。
他に選択肢もなく、ジープの運ちゃんが探してくれたこの宿にチェックイン。
電気も暖房設備もなく(パンダールの村そのものに電気が通っていないんで)、
文字通りの「山小屋」だが、敷地内に食堂が併設されているのがありがたい。 へとへとに疲れて、ぺこぺこに減ったお腹には、 ろうそくの火に照らされながら食べるプロフが、実際より数倍も美味しく思えた。
ギルギット行きの乗合ジープが早朝、この宿の目の前を通るので、交通も便利。
ギルギット
Gilgit
NEW TOURIST COTTAGE
[ 住所 ] Chinar Bagh Rd, Gilgit
[ ケイコさんの部屋 ] 200Rs(約400円)
満室だったため、ケイコさんの自室を空けていただいて宿泊。
[ バストイレ ] (私達の泊まった部屋は)トイレ/シャワーは室内にあった。 シャワーの湯はかなりぬるい。
[ 空調 ] ファンのみ。冬季は不明。
[ インターネット ] メインストリート(宿から徒歩10分)にネットカフェあり。
[ ランドリー ] 裏庭に物干し場あり。
[ その他 ] 日本食メニューのある食堂併設、一食100Rs前後。夜は予約制で定食が食べられる。
日本語書籍、マンガの品揃え超充実。情報ノートあり。トレッキングの相談もできる。
ケイコさんの部屋
日本人女性・ケイコさんの経営する、言わずと知れた日本人宿。
日本語の情報ノートはもちろん、ロビーには大量のマンガや小説が置かれ、食堂では親子丼や和風スパなどの日本食(夜は日替わり定食)が食べられる。
ギルギット自体には特に見所もないが、この宿にハマって沈没する旅人は数知れず。
ロビーのソファや地べたに座り込んで黙々とマンガを読む多数の日本人の姿には、異様なものさえ感じた。
そんな私も、ナウシカ全巻ここで読破いたしました!
カリマバード(フンザ)
Karimabad
KHOSHOSAN GUEST HOUSE
[ 住所 ] Near Zeropoint, Karimabad
[ ドミ ] 50Rs(約100円)/1人 [ ツイン ] 150Rs(約300円)
[ バストイレ ] 各室にトイレ/シャワー付。掃除されてなく不潔。
ホットシャワーはあるにはあるが、私達の滞在時はボイラーが漏電していて使えなかった。
[ 空調 ] 忘れちゃった。
[ インターネット ] 町のメインストリートに一軒あるが、異常なほど高く、利用者は皆無だった。ギルギットまで行ってネットした方が安い。
[ その他 ] 宿内に食堂併設、味もいい。夕食のメニューはベジ(50Rs)とノンベジ(60Rs)。予約すれば他のホテルの宿泊者でも利用可。
中庭が広く、景色最高。日当たりも良好。情報ノートあり。
トリプルの室内
庭からの風景
“風の谷のナウシカ”の舞台だと噂され、日本人旅行者に絶大な人気のフンザで、長いこと人気を二分してきた安宿「HYDER
INN」と「OLD HUNZA INN」に真っ向勝負を挑んだ、新参の日本人宿。
フンザ料理の鉄人ことコショーサンの手がける逸品は、二大宿のそれに比べて格段にレベルが高く、美味しいと聞いていた。
ところが、私達がフンザを訪れた頃には、ハイダー爺(HYDER INNオーナー)や勝新(OLD HUNZA INNオーナー)も奮起、 三つの宿の飯レベルに大差はなく、コショーさんが一頭身リードって程度。
料理上手のくせして、コショーサンは掃除が苦手らしく、新築なはずの室内は、老朽化した他の宿のものよりずっと不潔な感じがした。
現に旦那はこの宿で初めて南京虫らしきものにやられた!
次にフンザに滞在する時は、私達はHYDER INNに泊まります(爺がカワイイから)。 そしていろんな宿の食事を食べ歩くべし。
ススト
Sost
ASIA STAR
新国境事務所から南へ50mほど戻った西側。
[ トリプル ] 200Rs(約400円)
[ バストイレ ] 室内にあり。
[ 空調 ] 忘れちゃった。
[ インターネット ] 周辺にネットカフェは見当たらなかった。
[ テレビ ] 併設のレストランにある。
[ その他 ] レセプションは併設のレストラン内にある。 英語はほとんど通じない。 新国境事務所(国際バス発着所)に近い。
トリプルの室内
パキスタンから中国へと続くカラコルムハイウェイの、パキスタン側の最後の町。 そのため、小さな小さな町のくせして商人相手の安宿が多い。
どうせ一泊しかしないので、中国行きの国際バス発着所に近いこの宿を選び、シャンドール峠を共に越えてきたユウヤ君と三人でシェアした。
トリプルの部屋はかなり狭いが、そこそこ清潔で、標準レベルの安宿ってところ。
クエッタ
Quetta
AZAD MUSLIM HOTEL
Near Railway Station, Jinnah Rd, Quetta
鉄道駅より徒歩3分。
[ ツイン ] 暖房なし 140Rs(約280円) | 暖房付 190Rs(約380円)
[ シングル ] 暖房なし 50Rs(約100円) シングルが異様に安いのは何故だ?
[ バストイレ ] 室内にシャワー/トイレ(和式)あり。極めて不潔。超汚。
ホットシャワーは「昼間なら出る」とのことだったが、実際は水しか出なかった。
[ 空調 ] ファンあり。冬場は割増料金でガス暖房使用可。
[ インターネット ] 近所に数軒あり、かなり安い(10Rs/時間)。
[ テレビ ] なし。
[ ランドリー ] 水周りが不潔すぎて洗濯する気にならない。
[ その他 ] 敷地内にレストランあり、旨いが高い。レセプションに内容充実の情報ノートあり。
大きな宿なので、盗難を防ぐため錠は自前の物を使おう!
ツインの室内
この旅の開始以来、間違いなく三本の指に入る不潔な宿。
アフガンを命からがら脱出し、心身とも疲れ果ててクエッタに着いたが、 この宿の汚さに、休養どころかますます衰弱しそうだった。
だいたいにおいて、掃除をしている気配が一切ない。
どなたか、なんか特徴のあるゴミを放置したままチェックアウトしてみて下さい。
一年後、あなたが残したそのゴミに、同じ部屋で再会できるかもしれません。
よく管理された情報ノートと、親切な宿の親父だけがせめてもの救い。
清潔な宿に泊まりたい人は、ここから200mほど東側にある「HOTEL DELUXE」へ。 ツインは300Rs、シングルなら200Rsで沈没必至の快適設備!従業員も超親切です。