私達がこの地域を旅行した当時の情報です。
宿自体がつぶれたり、値段が変わったり、外国人は泊まれなくなっている可能性もありますので、
参考程度に使ってください。
ビサウ
Bissau
HOTEL GRANDE
大統領宮殿前のラウンドバウトから南へ数分、カテドラルのすぐ裏手。
Pansau Na Isna Estrada de Sta Luzia通り沿い(なんつう長い名前!)。
[ ダブル ] 10,000CFA(2,000円)
電気不通のため割引料金らしい。
マネージャーは「電気がある時は15,000CFAなんだぞ!」と胸を張っていた。
[ バストイレ ] 室内に水の流れないトイレ、水の出ないシャワー付。
仕切りはカーテンのみ。従業員に頼むとバケツに水を汲んできてくれる。
[ 空調 ] ファンがあるが、電気がないので意味がない。
[ インターネット ] 中央市場近くにネットカフェが一軒あったが、私達が行った時は回線が繋がってなかった。
[ テレビ ] ない。しつこいようだが、この宿には電気が通ってない。向かいの「HOTEL JORDANI」のレストランにテレビあり。
[ ランドリー ] 中庭に干せる。外廊下に干せば雨が降っても洗濯物が濡れない。
[ その他 ] この宿に限らず、街全体が電気不通。水も危うい。首都なのに。
自家発電機はないが、ローソクの配給あり。 キッチン(ガスコンロしかないけど)使用可。
下働きの従業員が親切!フロントは英語ちょっとだけ通じる。スーパー至近、立地良し。
ダブルの室内
ただでさえ安宿がないビサウ。私達もやっぱり、宿探しには骨を折った。
まず最初、旅行人に掲載されている「HOTEL CARACOL」へ行ったが、完全な売春宿なうえに酔っ払い&ジャンキーの巣窟と化していおり、
設備劣悪、全てが不潔、それでいて8,000CFA(約1,600円)もするってんで、さっさと退散。
次に、その隣にある、キリスト教会経営の「MISSION EVANGERIC」を訪ねたが、「仏教徒は泊めません」な〜んてFUCKなことを言われ、ここも退散。
街の中心部に移動してさらに数軒のホテルを当たってみたが、アラブ系のオーナー連中に軽く宿泊拒否され(東洋人蔑視だと思われる)、
やっとたどり着いた安息の地が、セネガル人がマネージャーを務めるこのホテルだった。
立地の割に格安な価格(ビサウではこれでも安い方!)は、宿に自家発電がないため。
私達が訪れた時期のビサウは、一国の首都だというのに毎日24時間完全に電気が不通の状態だったので、
夜は当然のことながらローソク生活。さらにこの宿、水の供給すらかなり危うい。
ちなみに向かいの「HOTEL JORDANI」は自家発電機稼動、部屋は清潔、シャワーも出て、
しかも室内に冷蔵庫まで付いている高設備なツインが15,000CFA! 1,000円の違いでここまでの差か・・・・・と思いつつも、されど1,000円。
やっぱり安い方がいいし、
なにより従業員(特にコビトのおじちゃん)が優しかったのに救われ、そのまま連泊した。食堂の少ないビサウでキッチン(ガスコンロしかないが)を使わせてもらえたのも大きい。
(オスマン・サンコンさんの村)
サンコンさん宅
個人宅なのでナイショ!!
[ 空いていた寝室 ] 無料(泊めていただいた)
[ バストイレ ] トイレ/シャワーはとても清潔。トイレ洋式。 降ったばかりの雨水を汲んでバケツシャワーを浴びた!
ひんや〜りしてすっごく気持ち良かった。
[ 空調 ] 不明。
[ インターネット ] ないと思う。
[ テレビ ] ないと思う。
[ その他 ] 庭は巨大な家事スペースになっていて、女性陣は一日中料理やら洗濯やらに大忙し。小さな女の子もしっかりお手伝いしている。偉い!
周辺の家々には電気が通ってないが、サンコン邸には自家発電機あり、日没後より稼動。泊めていただいた部屋には蚊帳があった。
賑やかなファミリー
泊めていただいた寝室
ギニアの名を日本国中に知らしめた、かのオスマン・サンコンさんの出身地。
私達はひょんな偶然からこの村のことを知り、半信半疑で訪れたのだが、
そしたらこれがまた正真正銘サンコンさんの村で、親切な村の人達に導かれるがまま、あれよあれよとサンコン邸に到達してしまった。
日本では元祖・お笑い系外タレとして知られているサンコンさんだが、
実は、現在も在日本ギニア大使館の顧問を務める良家のご子息、超エリート!
そんなサンコンさんの長兄で、サンコンファミリーの家長でもあるイブラヒムさんも、
地元でその存在(家の場所も)を知らぬ人はいないほどの名士なのだった。
たまさか日曜日で、首都・コナクリから帰省されていたイブラヒムさんのご好意で、
突然のアポなし訪問にも係わらず、なんとま〜お宅に泊めて頂けることになり、25人もいるという大家族にまるでVIPのような暖かい歓迎を受けた。
我ながらなんという幸運!おかげで本当にハッピーな体験ができました。
サンコンさんの村は、人々の笑顔が印象深い、のどかで静かな素敵な場所なので、
本当は他の旅人にも強くオススメしたいところなんだけど、「一般のお宅ですんで宿泊を目的に訪れることは絶対にしないで下さい!」と書いてもきっと、私達レベルに図々しい誰かが押しかけると思ったので、
夫婦会議の結果、村の名前もナイショにすることにしました。あしからず!
コナクリ
Conakry
MISSION CATHOLIQUE
[ 住所 ] Route du Niger, Conakry
[ TEL ] 442080
マルシェ・ニジェール(誰でも知ってる)より東に徒歩3分、右側。
[ ダブル ] 45,000GF(1,292円) 朝食付!
[ バストイレ ] 室内にシャワー付、水のみ、打たせ湯式、清潔。トイレは共同、便座なしの洋式、まあ清潔。
[ 空調 ] ファン。エアコン付の部屋は少し高い。
[ インターネット ] HOTEL NIGERの一階にネットカフェあり。日本語は表示のみ可、チケット制(1,500GF/35分)。
[ テレビ ] 一階の食堂にあり。
[ ランドリー ] 物干し場はない。外廊下か窓辺に干すしかない。
[ その他 ] 室内に洗面台、机、棚などを完備。蚊帳付。朝食は7時〜9時頃まで、一階の食堂で食べられる。パンとバター、カフェオレだけの質素な内容。
同食堂でコーラやビールなどドリンク類を販売。 好評だった「夕食」は今はもう提供していないそうだ。 広い中庭、駐車スペースあり。ガードマン常駐。
ダブルの室内
静かな中庭
ギニアビサウのミッション系ゲストハウスで信教を理由に宿泊拒否されたことから、宗教関連の施設に泊まるのは気乗りしなかったのだが、
コナクリでは安宿の選択肢が乏しいため、しぶしぶ門を叩く。さすがに宗教を問われることはなく、安心してチェックインしたのも束の間、
滞在期間を「三泊くらい」と答えたら「とんでもない、そんなにダメ!」と言われ、
だー、こーれだーから嫌なんだよなーと、ミッション嫌いにさらに拍車が・・・・と思いきや。
翌日、おそるおそる「もう一泊、ダメ?」と聞いたら、軽く「いいよ〜ん」との返事。
さらにその翌日も「もう一泊!」「いいよ〜ん」で、結局は三泊させてもらった。あれれ?
フロントの兄ちゃんは英語ちょびっとだったので、多分なんか勘違いしてたんだと思うが、
おかげでこっちは毎日「明日はチェックアウトしなくちゃ」と焦りっぱなしだった。
宿としての居心地は、静かで環境抜群、部屋も広くて清潔で、西アフリカにしてはかなりレベル高い。
門から中庭に一歩入ると、外界の喧騒から守られた聖域って感じでホッとできる。こういうミッションならいつもお世話になりたいな〜。
他には、マルシェニジェール近くの「HOTEL
NIGER」がダブルで35,000GFと安いが、安全性や清潔度、設備を考えたら、ミッションの方がお買い得感あり。
カンカン
Kankan
HOTEL BATE
[ TEL ] 712686
ガールルティエールからグランマルシェ方面へ、メインストリートを徒歩5分、 グランマルシェ前の五差路を一番左の道に曲がり、50m先、右側。 三階建のちょっと立派な建物(入口は裏手にある)。
[ シングル/ダブル ] 40,000GF(1,148円)〜
[ バストイレ ] 室内にトイレ/シャワー付。まあ清潔。水シャワーのみ。
[ 空調 ] ファン。
[ インターネット ] ネットカフェは見かけなかった。
[ テレビ ] ない。
[ ランドリー ] 別館の広いバルコニーや中庭に干せる。
[ その他 ] 蚊帳付、室内にテーブルあり。各室に洗面台付。敷地内にレストランとバーを併設、白人の溜まり場になっている。駐車場あり。セキュリティ良し。
カンカンの町自体は一日中停電の状態だが、この宿では日没後〜深夜にかけて自家発電が稼動する。
ダブルの室内
バマコ(マリ)への乗り継ぎのために立ち寄ったカンカン。
一泊だけの予定だったし、地図も何も持っていなかったので、
町を歩いてて最初に目に付いた、なかなか立派な外観のこの宿に即決チェックイン。中級ホテル級の本館と、安宿級の別館があり、私達は言うまでもなく別館を選んだ。
コナクリのミッションもそうだったけど、門にガードマンがいて、広い中庭がある宿って、「なんか守られてるな〜」という聖域感があって、安心して泊まれる。
この宿も、下手に高級っぽい構えなだけに、セキュリティがしっかりしていて良かった。
私達の他には、白人のオーバーランダーやボランティアも何組か泊まっていた。
フロントは英語ペラペ〜ラで親切だった(ナイジェリアに出稼ぎに行ってたそうだ)。
カンカンは、バザールの賑わいが街全体に伝染しているような、活気溢れる楽しい町で、
素通りするのが惜しくなって、結局は二泊した。