ミナーブの木曜バザールで
イラン南部、ホルムズ海峡に面した、ミナーブの町。
ここの木曜バザールには、なんとも妙な仮面をつけた女達が集まる。
バンダリーの女達を激写!
イランでもこの辺りにしか生息しない仮面の女達は、非常にガードが固く、
正攻法じゃ撮影できないので、隠し撮りを試みた(ごめんなさい)。
まずは車内からパチリ
乗合トラックの中から、荷台に乗り合わせた仮面の女を撮る。
仮面の下まですっぽり布で覆われた顔面、まるで月光仮面みたい。
歩きながらパチリ
歩きながら、後ろ手に構えたカメラのシャッターを押す。ちょっと手ぶれ気味。
そんなわけでこの写真、原物は上下反転してるのですよ。
おじちゃんを撮るフリでパチリ
撮られたがりの男達を利用して撮る。
ピントはもちろん、仮面の女。
ズームでパチリ
遠くから、買い物に熱中する女達を撮る。
うまく値引き交渉できたでしょうか?
赤仮面
圧倒的に多いのが、赤くて四角いこの仮面。
中心が高く折れ上がっているのが特徴。
黒仮面
黒い仮面は少数派。口元がとがっているのが特徴。
私達はこれを「カラス仮面」と命名した。
魚を売るバンダリーの女
この仮面文化、イランでは、
ペルシャ湾沿いのごく一部地域でしか見られない。
人は彼女達を「バンダリーの女」と呼ぶ。
水タバコを吸うバンダリーの女
バンダルは、ペルシャ語で港という意味(うろ覚え)。
日本語なら「港の女」とでも呼ばれるのだろうか。なんかかっこええ。
仮面の意味は
イスラム圏を旅していると、
女性が髪や顔を隠す行為に慣れてしまいがちだが、
実はこのバンダリーの仮面に宗教的な意味はないんだそうだ。
アッラーも知らない
じゃあなんで被ってるのかって?そんなの知らん(無責任)。
それよりこの写真すごくない?
隠し撮りの極致、でもなぜかカメラ目線。
そろそろ隠し撮りがバレそうなので
仮面の女じゃないけど、レアな写真を一枚。
イラン女性が人前でタバコを吸う姿は、
後にも先にもこの時しか見なかった。
見つかる前に退散するべし
お約束、仮面の女になってみる。左はリキマルコKさん、右がケメ。
「ち、ちょっと!写真は勘弁してよ!」とか言ってみたりして。