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特集 イスラム神秘主義・スーフィーの儀式

スーフィズム(イスラム神秘主義)の儀式を見学してきました。
彼らの目指すところは、神秘的な体験を通して神の存在を実感すること。そして、我を捨て去ることで神と一体化を図ること。 と書くとなんだか難しそうですが、要するに、大麻を吸い、太鼓の音に身をゆだね、激しく踊ることで、神に近い場所にトリップする、という感じでしょうか。
さあ、スーフィーナイトの始まり始まり
パキスタン、ラホールにて
上映時間16秒 / 592KB
赤い衣装がダンサー。うちわで扇がれながら太鼓を叩いている長身・長髪の男性は、パキスタンでも有名なドール(太鼓)の名手。
参加者は演者を取り囲んで座っています。

パキスタンの力也さん(その一)
パキスタン、ラホールにて
上映時間22秒 / 973KB
日本人旅行者の間で密かに「パキスタンの安岡力也」と呼ばれるダンサーの親玉。 首の振りが速すぎて顔がよくわかりませんが。
力也さんが踊ると会場がヒートアップするので、うちわ屋さんが観客席を扇いでます。

パキスタンの力也さん(その二)
パキスタン、ラホールにて / 上映時間21秒 / 936KB
迫力、スピード、優雅さ、スケールの大きさ。 もう一人の若いダンサーと比べても、やはり力也さんの踊りは格が違います。 まさに「神が降りてきている」ような。
日本の歌舞伎や茶・華道と同様、スーフィにも、踊りや太鼓の技術を受け継ぐ宗家のようなものがあるとか。 力也さんの背後に小さな男の子が見え隠れしていますが、彼は未来の家元だそうです。
ちなみに家元・力也さんの本名はハックノアーズ・サイン師匠。
乱入おじちゃんダンサー
パキスタン、ラホールにて
上映時間15秒 / 707KB
激しいドールの音に誘われ乱入してくる素人ダンサー数知れず。 このおじちゃんは世を捨てた求道者で、普段は聖者廟の掃除などに献身しているそうです。
おじちゃんの元に神は降りてきたでしょうか?

パキスタンの力也さん(その三)
パキスタン、ラホールにて / 上映時間15秒 / 706KB
この日はたまたま地元テレビ局の撮影隊が取材に来ていました。 彼らが時折、強力なライトで照らしてくれるおかげで、こんな明るい映像が撮れました。 大麻でキマって目が据わっている人、今まさに吸引している人(白い帽子のおじさんの右隣)まではっきり映ってます。
ちなみにパキスタンでは大麻の使用は”一応”違法ですが、イスラム法で禁じられている酒の代用品として、ごく一般的に嗜好されています。 この会場の周辺(半径100mくらい)は大麻の香りと煙でもうもうとしていましたが、警察は見て見ぬふりでした。
ドールを持って、回って回って
パキスタン、ラホールにて / 上映時間26秒 / 1,110KB
力也さんの出番が終わり、修行中のドール叩きが中央に登場しました。
「回転」のはスーフィーの最も基本的な動作。 エジプトのスーフィーもトルコのスーフィーもくるくる回ります。 目が回る=神に近づく感じ、ということでしょうか。まあ、わからなくもない。
回って回るう〜
パキスタン、ラホールにて / 上映時間63秒 / 2,445KB
三刀流ならぬ三ドール流の登場。どんどん回転が速くなり、観客も盛り上がってます。
この後、スーフィーの儀式は深夜の第二部へと突入しますが、私達はこの辺で撤退〜。

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