ホテル情報


私達がこの地域を旅行した当時の情報です。
宿自体がつぶれたり、値段が変わったり、外国人は泊まれなくなっている可能性もありますので、
参考程度に使ってください。


アンゴラのホテル


2005年当時 1Kw(クワンザ) = 1.4円 / 1US$ = 120円

ノキ
Noqui

国境事務所の仮眠室

ノキの国境、イミグレーション事務所内。
[ ツイン ] 無料
[ バストイレ ] トイレは国境事務所の裏手にある穴で。 一応、萱の目隠しに囲われている。 シャワーはなし。水道はおろか溜め水もない。
[ 空調 ] なし。
[ インターネット ] なし。
[ テレビ ] なし。
[ ランドリー ] そもそも水がない。
[ その他 ] 裸電球あり。点け方が難しいので兵士に頼もう。ノキの町まで下ると(近道して500m)食堂が一軒ある。 水は夕暮れ前にザイール側で買っておくこと! アンゴラの入国手続きが終わった後でも、国境警備の兵士に頼めば越境させてくれる。 ザイール側の食堂のママが両替してくれるが、レート悪いので、マタディで換えておくことを勧めます。
仮眠室 
 丸一日待ちぼうけ
コンゴザイールとの国境。事前の情報が全くないままにやって来たが、この国境、アンゴラ側に交通機関がなく、私達は丸一日ヒッチするはめになった。 (月に何度かルアンダ−キンシャサのダイレクト便が通るが、 人間と荷物が満載なので、途中乗車はかなり難しい。)
結局、夜になっても車が見つからず、その辺で野宿でもしようと準備をしていたところ、 仲良くなった国境警備の兵士達が、イミグレの建物内にある仮眠室の鍵を開けてくれた。 裸電球と、二段ベッドに煎餅マットレスが一枚ぽつねんとあるだけの部屋だったが、 それでも外で寝るよりはかなりマシ、だと自分達に言い聞かせ、蚊帳を張って、ダニだらけの煎餅マットレスを奪い合いながら就寝。 翌日の昼、一台のおんぼろベンツと交渉が成立し、やっとこさ国境を後にしたのだった。
バイクや自転車などの自走機関を持たない旅人は、ここより東に100kmほど離れたルボ国境へ。 ソンゴロロ(コンゴ民主)からムバンザコンゴ(アンゴラ)まで、ミニバスを乗り継いで行ける。
どうしてもこのノキ国境を通りたいという奇特な人は、事前に食料や水の確保を忘れずに! もし仮眠室に泊めてもらえなくても、ノキの町まで下りれば一軒だけホテルがあり、値段も1,000kzと(アンゴラにしては)安い。

トンボッコ
Tomboco

PENSAO TRANSGILAS

町の西外れにあるポリスコントロールから東に200m戻り、左手。看板なし。
[ シングル/ダブル ] 20US$(2,400円) 交渉後の価格。言い値は25US$。
[ バストイレ ] 二部屋にひとつ共同トイレ/シャワー付。バケツ水浴び。 水は出ないので、茶色い溜め水をバケツに汲んで使う。
[ 空調 ] なし。
[ インターネット ] なし。そういうレベルの町ではない。
[ テレビ ] なし。
[ ランドリー ] 中庭に干せる。
[ その他 ] 網戸あり。机などの家具は新しく、シーツも清潔。電気(自家発電)は24時頃まで。駐車場あり。 バーのようなもの併設、ビールやコーラが買える。
ダブルの室内 
北部のムバンザコンゴと、大西洋沿岸のンゼトを結ぶ主要道路上にある小さな町。 私達はンゼト行き、ノキから乗ってきたベンツはムバンザコンゴへ向かうとのことで、 分岐点にあたるこの町のポリスコントロールで、車から降ろされた。
夜遅かったため、当初はポリスに言われるがままチェックポストで野宿するつもりだったが、 酔いどれポリス共に、彼らが唯一知っている英単語「ファックユー」を100回くらい連発され、 ものすごく嫌な気分なって、町でただ一軒のペンサオに避難した。
部屋は清潔で良かったが、洗顔も歯磨きも茶色い溜め水でしなければならず、「20US$も払ってこれかよ!」と文句を言いながらも、疲労困憊でグッスリ眠った。
翌日も朝からヒッチを試みたが、半日待っても車は一台しか通らず、「今日は諦めてもう一泊しよう」と宿に戻ったところ、 実は前夜の売り上げ(私達の支払った金)を着服していたこのペンサオの従業員が 「もう一泊されたらオーナーにバレちゃう」と、必死になって車探しをお手伝い。 たまたま併設のバーに休憩にやってきていた金持ちアンゴラ人一家に、勝手に話をつけ、 無料でンゼトまで乗せてもらえるよう手配してくれたのだった。
彼の横領癖のおかげで、安く泊まれて、しかもタダ車まで見つかってラッキーだったが、それにしてもこの国、どうなってんのよ。今後に不安の残しながらも、次の町へ進む。

ンゼト
Nzeto

PENSAO ANA A COSTA

[ 住所 ] Rua Algarve No,86, N'zeto
[ TEL ] 091-206001
町の中心の教会より南に300m、左側。緑の鉄扉の建物(看板はない)。
[ シングル/ダブル ] 25US$(3,000円) | テレビ付 30US$(3,600円)
[ バストイレ ] 共同シャワー/トイレ。トイレは洋式、なんと水洗! 水道からちゃんと水が出ることに感動した。不潔ではないが、羽虫の死骸が大量にあって気味が悪い。
[ 空調 ] ファン付。
[ インターネット ] ネットカフェは見かけなかった。
[ テレビ ] テレビ付きの部屋もある。
[ ランドリー ] 中庭に干せる。
[ その他 ] 網戸、蚊帳なし。シーツ等は清潔。夜間のみ電気(自家発電)あり。駐車場あり。 マーケット(小さい)まで徒歩3分。
ダブルの室内 
トンボッコから乗せてくれたお金持ちアンゴラ人に、このペンサオの前で降ろされた。 アンゴラにしてはかなりマシな宿で、町の中心に近いのも便利。 この国で「上から降ってくるシャワー」が浴びれたのは(冷水だけど)、ここ以外ではルアンダのHOTEL PARISだけだった。
たまたま仕事に来ていたルアンダ在住のオーナー(英語可)はとても良い人で、 私達が車を探していると聞きつけ、帰るついでだからと無料で乗せてってくれた。
ンゼトには他にも、町の北側の海沿いにペンサオが一軒(こちらの方が安いらしい)と、 町からはかなり離れるが、無料で泊まれるミッションカトリックもある。

ルアンダ
Luanda

HOTEL PARIS

[ 住所 ] Rua Frederich Engls, Luanda
[ TEL ] 393487
城砦のふもとにあるHOTEL CONTINENTALの裏手。看板なし。
[ シングル ] 37US$(4,440円) [ ダブル ] 42US$(5,040円) 朝食付。
[ バストイレ ] スイート以外はトイレ/シャワー共同。水シャワーのみ。トイレ洋式。まあ清潔だが、排水が悪い。
[ 空調 ] エアコン。
[ インターネット ] 中央郵便局内にネットスペースあり、日本語読みOK。
[ テレビ ] 室内にあり、でも壊れてた。
[ ランドリー ] 屋上に洗濯場、物干し場あり。夜間なら洗濯機を使ってもバレなさそう。
[ その他 ] 網戸、蚊帳なし。レストランを併設、夕食のみ予約制。 サービスの朝食(サンドイッチとホットミルク)は、 一階のダイニングで朝7時30分〜9時。
ツインの室内 
高い、少ない、水出ないの三拍子が揃ったアンゴラの宿事情だが、その中でも最悪なのが首都・ルアンダと中部のベンゲラ。 ルアンダでは十軒近くのホテルやペンサオを訪ねるも、ここより安い宿は見つからなかった。
満室率が高く、また外国人(東洋人だけ?)を宿泊拒否する傾向があるのか、 ここHOTEL PARISに泊まれたという旅行者の話は、ほとんど聞いたことがない。 ンゼトの宿のオーナーに連れられて来た私達も最初は「満室!」と一蹴されたが、 夜遅くまで宿が見つからず、そのうえ雨にまで降られて、ドブネズミのような悲惨な様相で再びこのホテルの前を通りかかったら、 フロントマンが同情してくれたのか、「部屋空いたから泊まれるよ」と救いの声がかかった。
宿泊した五泊の間、前もって支払いを済ませているにも係わらず、「金払え!」と早朝に叩き起こされるという事件が立て続けに二度起こったが、 私達が激怒した後は対応がかなり良くなったので、まあ許してやろう。
ここが満室だった場合はムタンバ地区のHOTEL GLOBOへ(シングル45US$〜)。 テントを持っているなら、港のマリーナ内に無料で張らせてもらえるそうだ。

スンベ
Sumbe

RUINAS DO SOSSEGO

[ 住所 ] Travessa Comandante Gika, Sumbe
バスターミナルを出て西に徒歩5分、広場を過ぎたら北に右折しさらに5分、 右手にピンクの壁に緑の縁取り+青の鉄扉というカラフルな家があったら、その反対側(左)に曲がり、 左手二軒目の廃墟と廃墟の間の通路を入る。看板なし。 左斜め向かいにある「KIANDA DISCO(これも廃墟)」が目印。
[ シングル/ダブル ] トイレ共同 1,800Kw(2,520円)
トイレ付 2,000Kw(2,800円)
[ バストイレ ] 室内のトイレは下水と直結していてとても臭い。水は出ないので、貯水池の濁った水でバケツシャワー。
[ 空調 ] ファン。
[ インターネット ] ネットカフェは見かけなかった。
[ テレビ ] なし。
[ ランドリー ] 外廊下の壁に物干しロープあり。
[ その他 ]  売春宿。夜間は人の出入りが激しい。Bar併設。 バスターミナル裏の大きなメルカド(市場)まで徒歩5分。
ダブルの室内 
バスターミナルで客待ちしていたバイタクのおっちゃんが「一番安い宿に連れてってやるで〜」と乗せてきてくれた。 廃墟と廃墟の間の細い通路を入り、もしかして襲われるんじゃないの?と思いきや、 そこには、地元の野郎じゃないと知る由もないしょっぱい売春宿が。
このボロ宿に2,500円も払わなきゃならないなんて泣けてくるが(ちゃんと値段表あり)、 これがアンゴラの宿の底値なんだから、どうしようもない。 部屋のトイレが異臭を放つため、旦那はノイローゼになりかけたし、最終日の朝になぜか突然、警察とイミグレの突撃お宅訪問を受け、 徹底的な荷物検査など非常に不愉快な思いもした。 宿のママ達が優しかったのだけが救い。

ロビト
Lobito

HOTEL RESIDENCIAL KURIKA

町の中心にあるMERCADO MUNICIPAL(ピンクの建物)の北東に面している。 「メルカド」と言えば誰もが知っているし、多くのミニバスが前を通る。
[ シングル/ダブル ] トイレ共同 1,600Kw(2,240円)
トイレ付 2,000Kw(2,800円)
[ バストイレ ] 室内のトイレ/シャワーはなぜかガラス張り。まあ清潔。水は出ないので、汲み置きの茶色いタライ水を使う。
[ 空調 ] なし。
[ インターネット ] 向かいのメルカド内(二階)にネットカフェあり。
[ テレビ ] レセプションにあり。
[ その他 ] 一階にBar併設。メルカド隣の広場からはベンゲラ行きの直通大型バス(40Kw)が出ている。
ダブルの室内 
ベンゲラは宿が高いの聞いていたので、近くのロビトに一泊。ロビトで宿を探すなら、まずはMERCADO MUNICIPAL(通称;メルカド)へ向かおう。メルカドの北東に面した通りには、他にも数軒の安ホテル(1,500Kw〜)があった。 このペンサオはそのうちの一軒。特に何が良かったわけでもなく、ただなんとなくナリユキで泊まった。 目の前からベンゲラ行きの直通バスが出ているなど、立地は良いが、 部屋とバスルーム(でも水は出ない)の仕切りがガラス一枚なため、他人とシェアするにはちょっぴり勇気が必要。
ロビトでオススメなのは「GUNGA BAR」というビュッフェレストラン。品数が多く、味もなかなか。量り売り形式で、500Kwも払えば満腹間違いなし! パンは食べ放題で、持ち帰りもOK。安食堂の少ないアンゴラではかなり嬉しかった。場所は、メルカドよりさらに一本南西の道を東に徒歩2〜3分、右側にある。 有名店なので地元の人に聞けば分かる。

ルバンゴ
Lubango

PENSAO JASIL

[ 住所 ] Rua Deolinda Rodrigues No,137, Lubango
街の中心の広場にある大聖堂「Se Catedral」から徒歩2分、 広場より一本南のDeolinda Rodrigues通り沿い。
[ ツイン ] 安い部屋 1,900Kw(2,660円) | 高い部屋 3,500Kw(4,900円)
[ バストイレ ] 共同シャワー/トイレ。一日に数回だけ水が出る。バケツ水浴び、水は透明。 一階の共同シャワーは排水が悪く汚いが、二階(値段の高い部屋専用?)は清潔で快適。
[ 空調 ] なし。
[ インターネット ] 大聖堂前の広場から、 Rua Comandante Hoji Ya Hendaを西へ徒歩10分、 左側の「MANIA BAR」店内にネットスペースあり(240Kw/時間)、日本語読み可。
[ テレビ ] 室内にあり、でも壊れてた。
[ ランドリー ] 屋上に干せる。
[ その他 ] 室内に洗面台、机あり。Bar併設。駐車場なし。 屋上から近くの「テーブルマウンテンもどき」が一望!
ツインの室内 
アンゴラ、の割には意外にしっかりしたペンサオ。 立地ばっちり、宿のスタッフも気さくで親切。 一日に数回だけだけど透明な水も出たし、部屋は広く、机や洗面台も備わっていた。 安い部屋と高い部屋の差はほとんどない。
アンゴラには安い飯屋が少なく、いつも食事に困っていたが、 ルバンゴの街なかにはレストランが多く、過ごしやすかった。